2015年9月2日(水)、表参道スパイラルホールにて、第1回となる『Antenna BRANDING SUMMIT 生活者のこころを動かす–MOMENT&CREATIVE− 』を開催しました。
会場には広告主・広告代理店・メディアの方が一堂に会し、熱気あふれる空間に。
[SESSION1]では、「生活者のモーメントをとらえる マーケターの挑戦」と題し、
2名のゲストをお迎えしてトークセッションを行い、広告出稿における課題や、いままさに現場で挑戦されていること、
そして、これから実現していきたいことなどをお伺いしました。
左から、
花王株式会社デジタルマーケティングセンター データサイエンス室 広末 守正 氏
株式会社NTTドコモ プロモーション部 デジタルメディア担当課長 加賀尾 淳 氏
株式会社グライダーアソシエイツ COO 荒川徹(モデレーター)
NTTドコモでは、マスプロモーションにおけるデジタルメディアに関わる施策を担当されている加賀尾氏。
スマートフォンの販売促進と各種サービスの利用促進という二つのミッションを担う。
「さまざまな広告を展開する中で、それぞれの広告の目的をしっかりと把握した上で展開し、効果検証をして、次の展開に活かしていかなければならない。」と語る。Antennaでは「dグルメ」でジャックメニューを実施。サービスの理解促進を後押しすることを目的とした展開を行った。
花王の中ではブランド横断のマーケティングを担当する広末氏。
データ解析しながらスピーディーに仮説を立てて実行するのが好きだと語る。
Antennaでも現在、季節やタイミングをとらえた広告配信を実施している。「将来的には出稿する場ごとに、クリエイティブや訴求を細かくチューニングしていくことができたらいいですよね」と語った。
[SESSION2]では、コンデナスト・ジャパンの新井良氏による「コンデナストが実践するグローバルにおけるコンテンツマーケティング戦略」と題したプレゼンテーションが行われ、
本サミットのテーマで言うところの「クリエイティブ」の側面にフォーカス。
コンデナスト・ジャパンが実際に実践するスマートフォンファーストのコンテンツづくりや、世界の動画のマーケット規模から見た動画の可能性などについてお話しいただきました。
コンデナスト・ジャパン デジタル・カントリー・マネジャー 新井 良 氏
コンデナストはプリント・メディアではなく、マルチ・メディア・カンパニーとして、さまざまなプラットフォームでコンテンツを展開するのが特徴。
日本は世界の中でもモバイルからの閲覧率が高く、それゆえスマートフォンを意識したコンテンツづくりが行われているという。
現在動画への期待も高く、動画制作にも積極的に取り組む。
[SESSION3]では、[SESSION2]での動画への期待を受ける形で、スポットライト株式会社の佐藤瑛人氏が登壇し、
モーメントとコンテンツの両方を内包するテーマとして「モバイルファーストの時代に求められる動画コンテンツとその届け方」について、
お話しいただきました。
スマートフォンでカジュアルに楽しめるオリジナル動画コンテンツを毎日放映する動画メディア『Spotwright』は、
美しく洗練された映像で、Antennaの中でも人気が高い。
動画が圧倒的に普及している米国の現状を、各国の歴史まで遡りながら比較。
米国と比較すると、日本はまだまだ可能性を秘めている。
今回初めての開催となった『Antenna BRANDING SUMMIT』。
今後も定期的に開催し、さまざまな知見を持つマーケッターのお話をダイレクトにお届けしてまいります。